記事を書いた人:小出和泉
ママ活を望む多くのユーザーは何らかのアプリやサイトを利用して出会います。
単なる出会い系サイトから、ママ活専門サイトや、交際クラブのような大人の出会いをサポートするサービスまで、マッチングサービスとひと言で言ってもその守備範囲は多岐にわたります。
そんな数あるマッチングサービスから今回は「クロスミー(CROSS ME)」というマッチングアプリについて掘り下げてみたいと思います。
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マッチングアプリクロスミー(CROSS ME)ってどんなアプリ?
今回取り上げさせていただく「クロスミー(CROSS ME)」というアプリは、他のマッチングアプリや出会い系サイトとは少し違って、特徴的なサービスを提供しています。
その他とはちょっと違ったマッチングサービスが果たしてママ活を望んでいるユーザーにとって有益なのかについて検証していきたいと思います。
会社概要
まずは今回ピックアップする「クロスミー(CROSS ME)」というマッチングアプリを運営する会社について見てみましょう。
詳細は以下のようになっております。
会員数 | 50万人以上 |
---|---|
メイン年齢層 | 20代~30代 |
月額料金 | 男性:3,800円(1年まとめ払い1ヶ月あたり2,900円)/女性:無料 |
利用目的 | 恋活 |
運営会社 | 株式会社プレイモーション(株式会社サイバーエージェントの子会社) |
備考 | GPS機能で出会える |
このように、運営している会社は親会社があの、ABEMAを運営している会社でもおなじみの「株式会社サイバーエージェント」といった側面からも、よほどおかしなサービスを展開しているとは思えません。
その点は安心して利用できるのではないでしょうか。
他の特徴としては、
- 男性6割:女性4割の男女比
- 女性の登録者年齢層が若い
- 24時間365日の監視体制
といった特徴があります。
料金システム
今回ピックアップしている「クロスミー(CROSS ME)」の利用料金を詳しく見てみましょ
期間 | 料金 |
---|---|
1ヶ月 | 3,800円 |
3ヶ月 | 9,801円 ※1カ月あたり3,267円 |
6ヶ月 | 18,798円 ※1ヶ月あたり3,133円 |
12ヶ月 | 34,800円 ※1カ月あたり2,900円 |
ママ活の特徴として、一度マッチングをしたら、その後は個人的なやり取りになり、中長期的な関係を築いていく事が通例です。
よって、考え方によっては単月でママが見つかり、長続きするお相手なら、その後は利用しない可能性もあります。
当然、何人ものママと関係を築いていきたいという人であれば、増やしていくために、常にアプリを利用していく事になるでしょう。
ただ、一人や二人とママ活を行えればいいというユーザーにとっては、長期会員になる事はかえってコスパを下げてしまうだけになるでしょう。
自分はママ活でどのような活動をしたいのかを始める前に決めておくことをおすすめします。
もし、始める前から判断できないというのであれば、まずは1ヶ月の利用から始めてみましょう。
長期契約は確かに割安になりますが、余すことなく使うかどうかわかりません。
例えば、12ヶ月コースを月割りで得だからという理由で登録してしまい、お目当てのママと1ヶ月で出会う事ができた場合、相当高いコストになってしまいます。
また、この手のマッチングアプリや出会い系サイトには「ポイント課金式」というシステムもあります。
アクションを起こす際にポイントが必要になり、そのポイントを購入するという方法。
短期でサクッと利用したいユーザーは、このような料金システムを提供しているマッチングアプリなどを利用するのもひとつです。
マッチング方法
今回取り上げている「クロスミー(CROSS ME)」の大きな特徴として、「すれ違いマッチング機能」というマッチング方法が売りとなっています。
これは、お互いの位置情報をGPSでキャッチし、接近したユーザー同士をマッチングさせるという機能です。
実際に街を歩いていて、近くにアプリを利用しているユーザーがいる事を知らせてくれるので、うまくいけば非常にスピーディに異性と出会う事ができます。
その他に、気になる相手に対して「いいね」を送り、相手も「いいね」を返してくれればマッチング成立という、他のアプリやサイトでも採用されているベターなシステムも、もちろん搭載しています。
ちなみに、毎月「30いいね」は無料でもらえます。
これを駆使してマッチングまで漕ぎつけましょう。
クロスミー(CROSS ME)はママ活に使いづらい?
ここまでは「クロスミー(CROSS ME)」についての大まかな情報を見てきました。
ここからは最も気になる「結局クロスミー(CROSS ME)ってママ活で使えんの?」ってところについて触れていきたいと思います。
正直、ママ活ユーザーからは「使いづらい」という声が多く聞かれます。
一見、他のアプリやサイトとは違ったアプローチから出会える機能がある為、他よりも優位に立てるとも思えますが、なぜ「使いづらい」という声が挙がってくるのか、今一度詳しく見てみる事にしましょう。
すれ違いシステムはママ活のニーズに合わない
「クロスミー(CROSS ME)」のセールスポイントでもある「すれ違いマッチングシステム」は、そもそもママ活との相性がそこまで良いとは言えません。
と言うのも、「クロスミー(CROSS ME)」の最大の売りは「誰といつ出会うかわからないドキドキ感」を提供しているところにあります。
ですが、ママ活はそこを求めているわけではありません。
ママ活は、日ごろの喧騒から逃れ、不満や愚痴をこぼせ、好みの年下男子とデートや食事をして「癒し」を求めているママと、自分の経済状況を支援してほしい若い男性が集っています。
そこに「出会いに対するドキドキ感」を求めているユーザーはほとんどおらず、むしろ、ある程度は相手のステータスを把握している方が利害がハッキリしており、話が早く、無駄なトラブルも避ける事ができます。
もちろんすれ違いマッチングで出会った男女が、お互いママ活を希望する者同士で、意気投合し、以後はお互いが望むような関係に発展する事もあり得ないわけではありませんが、確立としては決して高いとは言い難いでしょう。
恋活するなら良いアプリ
クロスミー(CROSS ME)の売りである「すれ違い機能」は、恋活を行っている男女にとってはたまらなくドキドキできる機能でしょう。
運命の出会いとまで言ってしまうとオーバーですが、どんな相手が、どこにいるのかもわからず、いきなり情報が飛び込んでくるため、前情報が一切ないワクワク感は、ほかのアプリでは味わえないでしょう。
男性としても、普通のナンパとは違い、出会いを求めているというシグナルがキャッチできるため、声をかける相手を絞れるというメリットがあり、自ずとナンパのような非効率な結果にはなりにくいため、男女ともに「出会い」を求めるだけなら非常に楽しめるでしょう。
アクティブユーザーの年齢層が低い
「クロスミー(CROSS ME)」がママ活に向かないもう一つの要素が「女性の年齢層が若い」という点です。
「クロスミー(CROSS ME)」の女性ユーザーの中でも、アクティブユーザーと言われる層は10代∼20代前半と言われています。
ママ活を望む女性の年齢層は一般的に30代~と考えられており、その理由に、経済的な余裕を獲得している事が挙げられます。
その点において、クロスミー(CROSS ME)を利用している女性の年齢層では、まだ経済的な余裕を獲得している人がいないため、ママ活が成立しづらい状況です。
やはり、ドキドキワクワクの恋愛を楽しむ事に向いているアプリですから、ユーザーも青春ど真ん中の恋愛を楽しむ年齢層に偏るという事でしょう。
地方在住者はほぼチャンス無し
「クロスミー(CROSS ME)」の登録者数は約50万人と言われています。
その数からも、大手出会い系サイトやアプリのような〇〇百万人や、〇〇千万人というマンモス級のサービスに比べると圧倒的に規模が違いすぎます。
これらのメガアプリになってはじめて全国どこでも出会う事が可能という状況になる事からも、その足元にも及ばないユーザー数では、全国各地で同じように利用できるという事はあり得ません。
しかも、「すれ違いマッチング」という機能はそもそもすれ違う人の数が非常に重要で、外を歩いている人が少ない街では全く出会えない可能性の方が高いわけで、そこからさらにママ活希望者を探すなんて、とんでもなく可能性の低いママ活方法だと言えるでしょう。
ただでさえ、社会的にもまだまだママ活を行っている女性の数は少ない状況の中、街中で出会う事を望むとなると、障壁は一気に高くなります。
どこにいても相手の情報に触れ、どこからでもアプローチができる状況でやっと、ママ活相手が見つかるかどうかという中で、クロスミー(CROSS ME)をわざわざ利用してママと出会う事を選択するのはあまりにも非効率でしょう。
よっぽどママ活に対しても、ワクワクドキドキ感を求めているのならそれもアリでしょうが、その場合は都心部で行ってください。
お金と時間が相当無駄になってしまいますので。
そもそもママ活ユーザーが少ない
今回のお話で一番大切なことがこれかもしれません。
「クロスミー(CROSS ME)」ではこのようなママ活やパパ活をしているユーザー自体の数が圧倒的に少ない状況です。
月額料金を払って、いくら体制を整えたとしても、そもそも求めている相手がいなければ物事は成立しません。
「クロスミー(CROSS ME)」の主なユーザーは「恋活」や「セフレ」をメインにしている利用者が大多数なため、どれだけプロフィール画像やPR文章を試行錯誤して作ったとしても結果は出づらいのです。
ママ活ユーザーが多いマッチングサービスは、下記ページで紹介しています。
ママ活ランキングを今すぐチェックする。
ランキング上位であれば、会員数が多くママ活が成功しやすいサイトばかり。
あなたの希望条件で絞っても、候補が多くママ活もはかどりますよ。
身バレの危険性が高い事もママ活ユーザーの懸念理由
これはママ活やパパ活を行う上で非常に重要なポイントだと言えます。
「クロスミー(CROSS ME)」ではアカウント登録の際にFacebookやTwitterでのSNS認証ができるようになっているのですが、それらのアカウントで登録した際に、友達に対して自動で非表示にできる機能がありません。
また、すれ違い機能によって、知り合いに利用していることがバレてしまう可能性があります。
もちろんFacebookなどのタイムラインに表示されるような事はないのでその辺は安心していただけますが、友達への非表示機能が無いのは不安ですね。
人口密集地で活動する人なら可能性はある
ここまでの話でも分かる通り、「クロスミー(CROSS ME)」でママ活を行うには、ある程度の条件を整えなくてはいけません。
ですが、それらの条件さえ整っているのであれば「クロスミー(CROSS ME)」でママ活を成功させられる可能性はあります。
その最たるポイントはやはり、「人口密集地」での利用が可能かどうかでしょう。
「クロスミー(CROSS ME)」の醍醐味はやはりすれ違うだけで相手が見つかるわけですから、考え方によっては、向こうから理想の相手が近づいてきてくれるとも考えられます。
その機会がより多いほど、成功の可能性は上がる一方です。
その為、都心部のような人口密集地にいることが多い人は、使う価値があるでしょう。
クロスミー登録から出会いまでの流れ
これまでの上記の話を加味したうえで、「クロスミー(CROSS ME)」に興味があるという方へ、登録から実際にママと出会うまでの流れを簡単に説明しておきます。
クロスミーアプリをインストールし、アカウント作成
まずは「クロスミー(CROSS ME)」をインストールし、登録をしていきましょう。
登録は、
- 電話番号
これらのいずれかでアカウントを作成することが可能です。
ただ、先ほどもお話しした通り、SNSでの登録をしたからといって、他のアプリのように、友達への非表示機能がない事を頭に入れておきましょう。
クロスミーでプロフィール入力
次にプロフィールを入力していきましょう。
具体的には、
- 性別
- ニックネーム
- 生年月日
- 居住地
- 身長
- 職業
これらを入力します。
項目によって「必須」と「任意」がありますが、埋めれるところはすべて埋めておきましょう。
これは「クロスミー(CROSS ME)」に限った話ではありませんが、情報が多い方が当然出会える確率は高くなります。
クロスミーで気になる人を見つけて「いいね」
クロスミー(CROSS ME)ではすれ違い機能と、検索機能の両方で異性を探すことが出来ます。
検索では、地域や年齢、趣味などの項目から理想の女性を検索し、アプローチをかけていくことが可能です。
もちろんすれ違い機能によって表示された女性が素敵な人であれば、「いいね」を送って、マッチングに期待しましょう!
クロスミーお互いに「いいね」をするとマッチング成立
理想の女性へ「いいね」を送ったら、あとはお相手が「いいね」を送ってきてくれるかを待つのみです。
ここでお相手から「いいね」が返ってきたら「マッチング成立」です。
とにかくまずはここまで扱ぎ付けなければ何も始まりません。
その為にも、いい女性が見つかった場合は積極的に「いいね」をしていきましょう。
メッセージのやり取りは有料会員になれば可能
「クロスミー(CROSS ME)」では、マッチングが成立するとお互いにメッセージのやり取りを行うことが出来るようになります。
ですが、無料会員の場合は、マッチングをしてから”1通だけ”メッセージを送ることが可能で、それ以降は有料会員にならなければメッセージを送ることは不可能です。
そのため、ママ活を行うのであればメッセージのやり取りは必須なため、実質有料会員にならなければママ活を成立させることは不可能でしょう。
ママ活というモノは、決して業務的な関係性を築くわけではありません。
お金を支払って、決められた時間を拘束し、時間来ればさようならといった、ビジネスライクなモノではなく、徐々にママとの関係性を深めていって、最終的にお手当てが発生する流れになることが多いため、1通のメッセージだけではママ活はかなり厳しいと言えます。
なので、最低でも3,800円の投資は必要となり、その金額以上に回収できるかどうか判断する必要があるでしょう。
年齢確認
クロスミー(CROSS ME)は親会社が株式会社サイバーエージェントというだけあって、年齢確認などはしっかりと施されております。
基本的に現在の法律ではこのようなマッチングアプリなどを利用できる年齢は18歳以上になっており、利用者はそれを証明する必要があります。
この時に用いることが出来る証明書として、
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 住基カード
- マイナンバーカード
などを運営に送信し、承認されれば年齢確認は完了します。
ただ、クロスミー(CROSS ME)が万全のセキュリティシステムを構築しているかといわれると少し返答が曖昧になります。
というのも、クロスミー(CROSS ME)には、業者やサクラが少なくないと言われています。
それは、
- 登録が簡単
- 違反報告のシステムが緩い
現状でこのような理由から、業者やサクラが入り込みやすいアプリになってしまっています。
18歳以下のユーザーが紛れないようなセキュリティは出来ていても、これらの業者対策はもうあと一歩といったところでしょうか。
コストをかけてママ活するにはリスクが高い
さて、いかがだったでしょうか?
今回は「クロスミー(CROSS ME)」というマッチングアプリについてお話してきましたが、ひと月あたり3,800円をコストとして掛けて、どの程度回収できるのかを考えたとき、やはりネックになってくるのが「ママ活利用者の数」です。
パパ活を利用する男性は、元々からお金にある程度余裕がある人が前提ですから、多少コスパが悪くても、そこまで大きなダメージになるとは考えにくいですが、ママ活を利用する男性は、経済的な余裕があるわけではなく、むしろ経済支援をお願いしたい状況という事は、コスパがかなり重要になってきます。
多少投資をしたとしても、その分回収できる見込みがあれば、先行投資として納得ができるでしょうが、マッチングができるかもわからない、まして、ママがいるかもわからないという状況下で、ママ活を望む男性がこの利用料を支払うかと聞かれれば、少し難しいように思います。
もしあり得るとしても、東京や大阪のど真ん中で暮らしている人に限られるだろうと。
後は、「恋活」をメインに考えていて、あわよくばママ活も狙えればいいな!
という両睨みのスタンスで利用するのなら、そこまでコスパが悪いとは思わないでしょう。
ママ活利用ではないのなら、むしろかなり面白いアプリですので、利用する際は、恋活やセフレ探しと並行して、ママ活をしてみる事をお勧めします。